なぜ私たちは映画「PERFECT DAYS」の役所広司に共感するのか? 岡倉天心『茶の本』に学ぶ日本文化の神髄 | Japan Innovation Review powered by JBpress
大企業の経営幹部たちが学び始め、ビジネスパーソンの間で注目が高まるリベラルアーツ(教養)。グローバル化やデジタル化が進み、変化のスピードと複雑性が増す世界で起こるさまざまな事柄に対処するために、歴史や哲学なども踏まえた本質的な判断がリーダーに必要とされている。本連載では、『世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)の著書があるマーケティング戦略コンサルタント、ビジネス書作家の永井孝尚氏が、西洋哲学からエンジニアリングまで幅広い分野の教養について、日々のビジネスと関連付けて解説する。今回は、東京美術学校(現・東京藝術大学)設立に携わり、国内外で日本美術の振興に尽力した岡倉天心の著書『茶の本』を取り上げる。道教や禅の思想を背景に育まれてきた東洋的な芸術観の神髄とは? そして今、私たちが失いかけている価値観とは?
2025.04.16