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みんな家で癒やされたい? Z世代とミレニアル世代が選ぶのはグレーを主役にした部屋作り

2025.05.01

一日の終わりにほっと息をつける空間をつくるために、今、多くの人が選んでいるのが“グレー”を主役にしたインテリアだという。グレーを取り入れることで、生まれる効果や実際にどんな世代に人気なのかを見ていこう。

グレーが選ばれる理由

株式会社クラスコデザインスタジオが展開する全国賃貸リノベーションブランド「Renotta(リノッタ)」は、新たなコンセプトルーム「PRESTIGE TILE LIFE」を発表した。近年Z世代やミレニアル世代を中心に人気が高まる“グレー”を空間の主役に据えたルームになっている。

画像出典:株式会社クラスコのプレスリリース(2025年4月4日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000903.000006823.html)

グレーは無彩色の中でも、特に“ニュートラルでバランスの取れた色”として注目されている。色彩心理学では、「安心感」「落ち着き」「知性」を象徴し、感情の起伏を抑える効果があるとされている。また、SNS時代において、グレーはどんなアイテムとも調和しやすく“映える”色としてファッション・インテリア業界でトレンドになっているとクラスコは指摘。さらに近年の研究では、グレーは“思考を落ち着け、内省を促す色”としても注目されており、働き方やライフスタイルが多様化する中で、オンオフを切り替えられる空間作りに理想的とされている。

Z世代やミレニアル世代を中心に人気

近年Z世代やミレニアル世代を中心に人気が高まっているグレー。Z世代のカラートレンドを調査するアパレル企業のデータでも、「一人暮らしを始める際に選びたい部屋の色」でグレーが上位にランクイン。多様性の時代において、自己主張を押し付けず、スタイルを引き立てるグレーは、若者の価値観にマッチしている。

さまざまなコーディネートが可能

グレーは落ち着いたシンプルなカラーだが、さまざまなコーディネートや組み合わせで楽しめる。例えばブラウンやベージュを組み合わせることで、都会的な洗練さと自然の温もりを両立。カラーだけでなく、素材についても言える。木材やリネン、ラタンなどの自然素材はグレーとの相性がいい。組み合わせることで、ナチュラルで温かみのある空間が実現する。壁や床材にグレーを取り入れ、インテリアでブランやベージュ、自然素材を取り入れるのもいいだろう。グレーを主役にした部屋づくりは、シンプルでありながらさまざまなスタイルに対応できる。リラックス効果と自分らしさ、どちらも取り入れられるのが魅力のひとつなのかもしれない。
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