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5月病にならないために 心を元気にする睡眠環境づくりに注目

2024.04.30

ベッドマットレスを主力とし、世界21か国に市場を広げる韓国ヒュンダイグループのグローバルファーニチャーブランド「ZINUS」(ジヌス)の日本法人ZINUS JAPAN株式会社が全国の20代~70代の男女1200名を対象に睡眠の質についてのインターネット調査を実施した。

「睡眠の質が落ちた」と感じる人は約半数

画像出典:ZINUS JAPAN株式会社のプレスリリース(2024年4月30日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000057361.html)

「新年度・新入学・新入社・部署異動・転職などで新しい環境に変わった際に、『睡眠の質が落ちた』と感じた経験がありますか?」という問いに対してほぼ半数の48.8%の人が「ある」ないしは「どちらかといえばある」と答えた。生活リズムも変わり、心身にストレスがかかる新しい環境では、睡眠の質の低下を実感する人が少なからずいるようです。また、5月に向けてリスクが高まるのが、やる気や気力が低下し、ひどい場合には深刻なうつ病につながることもある5月病。今回の調査を監修した精神科医の芦澤裕子先生によると、5月病のリスクと睡眠の間にも密接な関わりがあるということだ。

質の良い睡眠を作る、理想的な環境づくり

メンタルの安定のためには自律神経や脳神経の細胞にきちんと栄養や酸素が行き渡ることも重要。入眠しやすく、肉体の疲労がしっかり取れる寝具の環境づくりも軽視できない。寝具によって身体の特定箇所が圧迫されてしまったりすると、睡眠中の血行不良につながり、酸素や栄養の運搬の妨げになりますし、不快感による精神的なストレスが睡眠の質を落としてしまう。

ベッドマットやふとんに関しては、その人の体型や寝る姿勢により適した硬さや形状がある。仰向けで眠るのが血行を加味すると理想的だが、寝返りのしやすさも重要だ。寝具に横になってみて、寝返りしやすい、仰向きで寝たときに体の特定箇所に不自然な圧力が掛からない、入眠時の自分の寝姿勢で心地が良いなどをチェックしたうえで選ぶのがオススメだということだ。

枕は「寝返りのうちやすさ」が選ぶ基準。寝返りは質の高い睡眠には不可欠だ。同じ姿勢のまま固定されてしまうと血流が悪くなってしまうが、寝返りを打つことで身体の血行が促進される。また、寝具の中の温度・湿度を調節するというメリットも。理想の枕は、横になったときにおでこ、鼻、鎖骨を結ぶラインが一直線になる高さであること。多くの人が想像する枕より平たく低い枕のほうが寝返りを妨げない。

照明は真っ暗ではなく、ちょっとカーテンから光が透けるくらいの暗さが理想的だ。シーツや枕カバーなどの寝具は、目で見て安らぐ薄い色の、ブルー系かグリーン系の綿やシルクなどの天然素材のものを使用するのがポイント。吸汗性があまり高くないシーツだと、かいた汗が吸収されず、不快感に繋がり睡眠の質を下げてしまうという。

5月病にならないためにも、改めて自分の睡眠環境を見直してみるのがいいだろう。

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