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2024年GW旅行のトレンド予測 キーワードは「等身大風自己ブランディング」

2024.04.17

世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社は、2024年のGW旅行トレンド予測発表会を4月4日(木)に開催した。

イベントでは、芝浦工業大学教授/マーケティングアナリストの原田曜平さん、株式会社グランビスタ ホテル&リゾート セールス&マーケティング統括部長の岡田武則さんなど、業界を熟知するスペシャリストが登場。Z世代などの10代20代のトレンド、実際のホテル現場からの視点など、それぞれの立場からトレンドの見解およびGW時期ならではのおすすめの旅行スタイルや楽しみ方について話した。

2024年は「Travel is LIFE」がキーワード

画像出典:Booking.com Japan K.K.のプレスリリース(2024年4月16日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000015916.html)

ブッキング・ドットコム西日本地区エリアマネージャーの高木浩子さんが、GWの旅行トレンドを発表。従来、旅をする目的は普段の日常から逃れて「非日常」を求める旅が人気でしたが、2024年は「Travel is LIFE」がキーワードで、「最高の自分の生き方」を見つけるために旅をするというのがトレンドになると予測されると述べた。また、旅でしか得られない「体験」や「発見」を通じて想像力を広げ、直感を研ぎ澄まし、心を揺さぶることで最高の自分を創り出すことが、旅行者の強い目的意識になってきていると説明した。

画像出典:Booking.com Japan K.K.のプレスリリース(2024年4月16日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000015916.html)

ブッキング・ドットコムの日本人ユーザーの検索結果データから、旅行場所の意向として海外旅行が10%に対して国内旅行が90%になっており、今年のGWは海外よりも国内旅行を楽しむ旅行者が多くなると予測していると述べた。また、今年のGWは特に「五感の刺激を研ぎ澄ます旅」と「趣味追求の熱狂旅」の2つがキートレンドになると説明した。

五感の刺激を研ぎ澄ます旅とは、温泉やスパ、緑に溶け込む体験など、自然の中で心身ともに癒す体験や現地との触れ合い、食体験などを堪能する旅のこと。「水を通じて、生きている実感に触れたい」、「マインドフルネスで美意識をアップデートしたい」、「五感を味わってその土地ならではの食体験がしたい」といった今年の旅行トレンドも反映されているのがわかる。

「五感の刺激を研ぎ澄ます旅」の人気の旅行先としては、草津や熱海、別府、箱根といった王道の温泉地や軽井沢や宮古島など自然を満喫できるリゾート地が人気だと語った。

画像出典:Booking.com Japan K.K.のプレスリリース(2024年4月16日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000015916.html)

もう1つのGWのキートレンド「趣味追求の熱狂旅」とは、自分の推しや趣味を追求して楽しむことを目的とした旅行スタイル。特に今年は、仙台、那覇、横浜、神戸といったフェスが行われる開催地や千葉などテーマパークのある地域が人気だということがわかった。GW期間中のフェスやイベントもチケットの値段が高くなりがちだが、そのぶん他の旅行費用は抑え、バランスをとる「アラカルトラグジュアリーで叶える旅」も人気の旅行スタイルとなっていると説明した。

Z世代を中心に若者の研究に長く携わっている原田さんは、「SNSによる自己ブランディングが、旅に行く目的の中でも大きな割合を占めている」と語り、なかでも"映え要素"は旅に欠かせないものとなっており、最近では「静止画映え」から「動画映え」へとシフトしていると言う。おしゃれや美しいといったもの以外にも、動画の場合は意外性やコミカルな部分も含めて"映え要素"のひとつになるので、「この旅先では〇〇の動画が撮れる」といったニーズを満たすために旅行先を決める若者も増えているとのことだ。ホテルの現場で感じている旅行者の行動変化について岡田さんは、「Z世代を含めた若者のお客様は"記念日"を重視するようになってきている」と述べ、自分たちの価値観を大事にするからこそ、繁忙期であっても早い段階で広めのスイートルームを予約し、ホテルの中でゆったり楽しむ傾向が目立ってきているということ。

画像出典:Booking.com Japan K.K.のプレスリリース(2024年4月16日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000015916.html)

発表会の締めくくりに、原田さんが今年のGWのトレンドワードとして「等身大風自己ブランディング」を考案。これまでの背伸びする傾向から、マインドフルネスやチル(くつろぎ、ゆったりすること)を求める傾向へとトレンドが変化しています。メリハリをつけながらSNSで自己ブランディングを行う旅行スタイルが、若者世代を中心に広がりを見せていくことが予想されると解説した。

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