
973views
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキュウラボ)」は、15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューから「Z世代のキャリア観に関する意識調査」を行った。
「市場価値をあげる働き方」を希望する若者が約8割

画像出典:株式会社SHIBUYA109エンタテイメントのプレスリリース(2024年2月29日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000284.000033586.htmlより)
今回の調査ではZ世代のキャリア観について、2024年と2025年に大学卒業予定の大学4年生および3年生を対象に調査した(2024年1月時点)。まず、仕事と成長に関する質問をしてみると、「自分の市場価値をあげたい」と考えているZ世代は75.1%(男性71.5%、女性77.5%)にのぼった。一方、「自分のペースで成長したい」という回答は80.1%(男性74.5%、女性83.8%)となり、「誰よりも早く成長したい」という回答の49.1%(男性54.1%、女性45.9%)と大きな差が生まれた。

画像出典:株式会社SHIBUYA109エンタテイメントのプレスリリース(2024年2月29日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000284.000033586.htmlより)
さらに、「『バリバリ』働いていきたい」と回答したのは49.1%(男性50.0%、女性48.5%)。「バリバリ」のイメージを聞いたところ、「平均以上の年収を得る(48.4%)」「自分の稼ぎで生活ができる(46.0%)」「自分の稼ぎで好きなものが買える・好きなことができる(43.7%)」が上位になり、「市場価値が高い(31.6%)」「休みを返上して働く(30.7%)」といった項目よりも高くなっている。Z世代の「バリバリ働く」とは、「自立した生活をする経済力を得るための働き方」だというイメージがあると言えそうだ。
SHIBUYA109 lab.が実施したグループインタビューではあくまで「生活や人生の充実度を上げるために仕事を頑張る」「プライベートを犠牲にはしたくない」という意識がうかがえたという。
働く環境についても「企業選びの際に注目している内容」については「福利厚生の内容(55.3%)」が最も多くなり、「SNSで触れている就活の情報で、参考にしている情報」についても「福利厚生」が39.7%でもっとも多くなったことから、働く環境に求めるものとして福利厚生が重視されていることがわかった。
Related

ナリス化粧品では男性育休取得率6割 男性育休は会社にとってもメリットも
「男性が育休を取るのは、まだ特別なことなのだろうか?」
そんな問いかけに、明確な“ノー”を示す企業がある。化粧品メーカーの株式会社ナリス化粧品では、男性社員の育児休業取得率が6割を超えている。家族と
573views

新しい環境でのコミュニケーションを求めている? Z世代が仕事選びで重要視すること
いよいよ4月になると、新年度。環境の変化に期待している人も多いかもしれない。SNSとともに育ち、情報への感度も高いZ世代。彼らはどんな視点で働く場所を選んでいるのだろうか。
大学生・若手社会人が
1020views

未来を体験する場所 大阪・関西万博で見える新しい社会のかたち
大阪・関西万博が開幕した。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。未来を見据えた技術、文化、思想が交差するこの万博は、単なる展示の場ではなく、新たな価値観と出会うための場所でもある。しかし、
1015views
すべてのコメントを見る