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株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキュウラボ)」は、15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューから「Z世代のキャリア観に関する意識調査」を行った。
「市場価値をあげる働き方」を希望する若者が約8割
今回の調査ではZ世代のキャリア観について、2024年と2025年に大学卒業予定の大学4年生および3年生を対象に調査した(2024年1月時点)。まず、仕事と成長に関する質問をしてみると、「自分の市場価値をあげたい」と考えているZ世代は75.1%(男性71.5%、女性77.5%)にのぼった。一方、「自分のペースで成長したい」という回答は80.1%(男性74.5%、女性83.8%)となり、「誰よりも早く成長したい」という回答の49.1%(男性54.1%、女性45.9%)と大きな差が生まれた。
さらに、「『バリバリ』働いていきたい」と回答したのは49.1%(男性50.0%、女性48.5%)。「バリバリ」のイメージを聞いたところ、「平均以上の年収を得る(48.4%)」「自分の稼ぎで生活ができる(46.0%)」「自分の稼ぎで好きなものが買える・好きなことができる(43.7%)」が上位になり、「市場価値が高い(31.6%)」「休みを返上して働く(30.7%)」といった項目よりも高くなっている。Z世代の「バリバリ働く」とは、「自立した生活をする経済力を得るための働き方」だというイメージがあると言えそうだ。
SHIBUYA109 lab.が実施したグループインタビューではあくまで「生活や人生の充実度を上げるために仕事を頑張る」「プライベートを犠牲にはしたくない」という意識がうかがえたという。
働く環境についても「企業選びの際に注目している内容」については「福利厚生の内容(55.3%)」が最も多くなり、「SNSで触れている就活の情報で、参考にしている情報」についても「福利厚生」が39.7%でもっとも多くなったことから、働く環境に求めるものとして福利厚生が重視されていることがわかった。
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