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「ギグワーク」というと雇用関係を結ばない単発・短時間の働き方。コロナ禍を経て“働く“ことの価値観は多様化し、副業、リモートワーク、マルチ&パラレルキャリアなど、多様な働き方を選択する人が増えた。ギグベース株式会社は運営するジョブプラットフォーム「gigbase(ギグベース)」の登録者117人を対象に「2024年に向けた働き方動向調査」を行った。
60%以上が年収を増やすことを検討
今後の年収の調整意向についての問いでは、62.7%が「年収を上げることを検討」と回答。さらに、年収を上げたい理由としては「手取りを増やしたい」が63.1%と最も多く、続いて「物価高対策(14.4%)」、「教育費・将来の貯金のため(12.6%)」など、昨今の物価上昇や将来への不安を背景に、年収アップを検討したい傾向がみられた。
増やしたい勤務時間は「スキマ時間・ロング勤務」の2極化
年収を増やすことを検討している回答者に対し、増やしたい勤務時間幅について聞いたところ、「5時間~10時間」が26.1%、「21時間~30時間」が18.3%、「30時間以上」が22.6%の結果に。ギグワークならではのスキマ時間での就業を維持したい層と、より多くの収入源を得たい層で二極化していることが明らかになった。
年収を上げることを検討している回答者に、増やしたい勤務時間幅について聞いたところ、平均は約17時間だった。東京都の最低賃金で換算すると、増やしたい年収給与額は「204,816円」となった。
調査結果から「物価高影響による年収調整意向」や「勤務時間の増加幅」など、続く物価高を背景に、今後のスポットワーカー増加が予測される。
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