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12月22日は働く女性の日 異次元の少子化対策に期待する人はわずか2割

2023.12.19

12月22日は「働く女性の日」。政府の子育て支援について様々な議論がおこっているが、実際に子育て世代はどう感じているのだろうか。保育施設向けおむつのサブスク「手ぶら登園」や保育施設探しをサポートする「えんさがそっ♪」など、子育て支援サービスを運営するBABY JOB株式会社は子育てしながら働く男女1,486名(女性1,291名、男性195名)を対象にアンケート調査を実施した。

約9割の保護者が「子どもが生まれて働くことの意識が変わった」と回答

画像出典:BABY JOB株式会社のプレスリリース(2023年12月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.htmlより)

「子どもが生まれて働くことの意識が変わった」と回答した人は女性1,146名(88.8%)、男性175名(89.7%)と9割近い結果となった。男女問わず、子どもの存在が仕事観に大きく影響を与えていることが明らかになった。

画像出典:BABY JOB株式会社のプレスリリース(2023年12月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.htmlより)

また、子育てをしながら働く女性1,291名に具体的な働き方の変化について尋ねた結果、「できる限り残業をしなくなった」と回答した人は49.9%で、「時短勤務に変更した」は49.0%、「仕事の効率を重視するようになった」は40.4%と、短い時間の中で生産性を高めることを意識している人が多くいることが分かった。

出産を機にキャリアを諦めた女性の割合は男性のおよそ2倍

画像出典:BABY JOB株式会社のプレスリリース(2023年12月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.htmlより)

子どもが生まれてからの変化として、「キャリアアップを諦めた、もしくは目指さなくなった」人は男性が11.8%であるのに対し、女性は19.4%という結果になった。男性の約2倍の割合で、出産を機にキャリアを諦めている女性がいることがわかる。

テレワーク導入は3割、フレックスタイム導入は2割

画像出典:BABY JOB株式会社のプレスリリース(2023年12月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.htmlより)

子育てをしながら働く保護者でも柔軟に働きやすくなる「テレワーク制度」と「フレックスタイム勤務制度」について、自身の働く会社で導入されているかを尋ねたところ、テレワーク制度が導入されている人は33.8%、フレックスタイム制度は26.5%だった。また、テレワーク制度が導入されていない企業で働く女性のうち、「環境を整えてほしいと思っている」人は50.2%と半数以上にものぼる結果となった。この結果からもまだまだ多くの職場では柔軟な働き方に対応する環境が整えられておらず、多くの人が環境の整備を求めていることが明らかだ。

異次元の少子化対策に期待する人も2割に留まる

画像出典:BABY JOB株式会社のプレスリリース(2023年12月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038762.htmlより)

子育てをしながら働く女性に対し、「妊娠中や子どもが小さい時期における国の支援について、どの程度満足していますか?」と質問したところ、「とても満足している」「満足している」と回答したのはたったの14.8%。非常に低い結果となった。政府は子育て支援として、2023年から異次元の少子化対策をテーマに掲げ、積極的な取り組みを行っているが、「現在、国が進めている異次元の少子化対策についてどのように思いますか?」という質問に対し、「とても期待している」「期待している」と回答した人もたったの23.4%に留まった。多くの女性が国の政策に対して、不満を抱いていることがわかった。こういった調査結果からも実際に子育て世代に寄り添った施策や実行力が期待される。

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