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ボーナスの理想と現実に大きな乖離 「自分の仕事に見合う理想の賞与額」は平均89.2万円

2023.12.01

多くの企業では冬のボーナスが12月に支給されるため、どう使おうと考えている人も多いかもしれない。株式会社マイナビはボーナスシーズン目前に「2023年冬ボーナスと転職に関する調査」を行った。

賞与が少ないことを理由に転職したことがある人は62.5%

画像出典:株式会社マイナビのプレスリリース(2023年11月28日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001877.000002955.htmlより)

今回の調査の対象は正社員の20代~50代男女のうち、2023年10月に転職活動をした人、今後3か月で転職活動を行う予定の人1,318名。現職の賞与が少ないことを理由に転職をしたことがあると答えた人は62.5%となった。また、賞与が少ないことが一番大きな転職理由だったとする人は25.4%だった。

画像出典:株式会社マイナビのプレスリリース(2023年11月28日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001877.000002955.htmlより)

一方「賞与が少ないことは一番の理由ではなかった」と回答した人に主な転職理由を聞いたところ、「賞与以外の給与(月給)が低かった」が17.9%で最も多いとわかった。つまり賞与だけに限らず、給与に関する不満が転職に繋がっていることがうかがえる。

自分の仕事に見合う理想の賞与額は平均89.2万円。「今年の冬の想定支給額」は平均46.2万円

自分の仕事に見合う理想の賞与額についての質問では、全体平均は89.2万円、部長クラスでは193.4万円、課長クラスでは132.7万円となった。

一方で、今年想定している冬の賞与額については、平均46.2万円(前年冬の賞与額の平均値:46.7万円)。前年よりも低く見積もっている人が多く、自分の仕事に見合う理想の賞与額(平均89.2万円)とも大きく乖離が生じる結果となっている。

賞与に対する不満は転職のきっかけにもなり得る。従業員のやる気にも直結するため、企業にとっても重要な課題になりそうだ。

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