コロナ禍を経て、テレワークという言葉も一般的になってきたが、実際はどうなのだろうか。今回はビジネスパーソンの中でも特にZ世代にフォーカスし、実際の働き方を見てみよう。コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社が「東京23区内に正社員として勤務するZ世代(18歳〜27歳)」の男女825名に、働き方に関する意識調査を実施した。
テレワークしている人は計49.8%
現在のテレワーク実施状況を聞いたところ、テレワークをしている人は計49.8%、していない人は50.2%となり、している人の中では「週に2日」している人が 15.2%で最も多い結果となった。「週に5日/毎日」と回答した人は8.8%と他に比べるとやや低く、出社とテレワークの両方を活用している企業が多いことがわかる。また、子供がいる方に絞って回答を集計すると、テレワークを「していない」人は20.2%にまで下がり、計61.8%の人が「週2日〜3日」のテレワークを行なっているという、大きな違いもあった。
テレワークしていない人の計63.5%がテレワークを「増やしたい」
テレワークに関する今後の意向については、テレワークを増やしたいと思っている人が計49.8%となった一方、出社を増やしたいと思っている人は計22.3%。テレワークをさらに増やしたいと思っている人のほうが多いということがわかった。
テレワークをしていないと回答した人の回答だけで集計すると、テレワークを今後増やしたいと思っている人は計63.5%まで増え、テレワークをしていない人ほどその希望が強いことがわかる。
テレワークはしないのではなく、できない?
テレワークをしていない人に、しない理由を聞いたところ、「会社の方針」が飛び抜けて高い数値となった。テレワークをしていない人の多くは「しない」のではなく、「したくてもできない」ということが読み取れる。Z世代のビジネスパーソンは可能であればテレワークを希望しているのだろう。
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