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夏はやる気がなくなる? Job総研が「夏の働き方実態調査」を実施

2023.08.17

キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関「Job総研」が、「2023年 夏の働き方実態調査」を実施した。

コロナ5類移行で出社回帰の動きも広がっている一方、記録的な暑さが続き連日熱中症警戒アラートも発令されている。この過酷な暑さで働く人々のやる気にはどんな変化があるのだろうか。

夏の暑さは仕事のやる気減少に影響する

画像出典:株式会社ライボのプレスリリース(2023年8月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000013597.htmlより)

743人の回答者に夏の暑さは仕事のやる気減少に影響するかを聞くと、88.8%が「影響する派」で、11.2%が「影響なし派」と回答。影響する派の内訳は、「とても影響する」が37.4%、「影響する」が30.3%、「どちらかといえば影響する」が21.1%となった。さらに夏バテを起こし仕事に影響した経験の有無を見てみると、51.8%が「ある」で、48.2%が「ない」と回答している。実際に夏バテを起こすと、仕事に影響が出たという経験を持つ人が過半数を占めていることがわかった。

夏の働き方、理想はテレワーク

画像出典:株式会社ライボのプレスリリース(2023年8月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000013597.htmlより)

そこで「理想」の夏の働き方を聞くと、テレワーク派が66.3%と多くの人がテレワークを希望していることがわかる。内訳は「必ずテレワークで働きたい」が14.9%、「テレワークで働きたい」が19.2%、「どちらかといえばテレワークで働きたい」が32.2%だった。ところが「実際」の夏の働き方を聞くと、出社多めの回答者が68.6%になり、内訳は「出社のみ」が39.4%、「出社多め」が14.3%、「どちらかといえば出社多め」が14.9%で、理想と現実の違いが浮かび上がった。

画像出典:株式会社ライボのプレスリリース(2023年8月14日発表、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000013597.htmlより)

夏の働き方で「出社が理想」と回答した250人の出社を希望する上位3つの理由は、「一緒に仕事をするメンバーが出社するから」が最多となり、「気分転換をしたいから」、「テレワークだと冷房費がかかるから」と続いた。一方、夏の働き方で「テレワークが理想」と回答した493人のテレワークを希望する上位3つの理由は、「外が暑い」、「移動による汗対策が面倒」、「テレワークの方が快適」だった。

どちらにもメリットはあるものの、今年の夏は異常な暑さだ。モチベーションやパフォーマンスにも影響が及ぼしてくるため、出社だけでなくテレワークが可能な働き方を希望する人が多いということがわかった。もちろん業務によっては出社が必要な場合もあるが、企業側も臨機応変に対応することが求められているのかもしれない。

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