株式会社ジェイックは、株式会社アスマークに調査委託し、20代のフリーター・未就業者を対象とした「正社員就職」に関するアンケートを行った。正社員就職を一体どのように考えているのだろうか。
20代フリーター・未就業者、「正社員になりたい」は31%
20代のフリーター・未就業者に「正社員になりたいですか?」と質問したところ、「なりたい」が 31.0%、「なりたくない」が28.2%、「どちらともいえない」が40.8%となった。
今回の結果を男女別で比較したところ、男性は「なりたい」が34.0%、「なりたくない」が23.5%、「どちらともいえない」が42.5%となった。また、女性は「なりたい」が28.0%、「なりたくない」が33.0%、「どちらともいえない」が39.0%。「なりたい」においては、男性が女性より6.0ポイント高い結果に、「なりたくない」においては、女性が男性より9.5ポイント高い結果となった。
「正社員になりたい」理由は「安定」や「収入」、なりたくない理由は「自由」
「正社員になりたいですか?」の質問に対し、その理由を聞いたところ、主なワードは「安定」、「収入/給料/ボーナス」、「福利厚生/社会保険」、「スキルアップ」だった。「ボーナスもあり、給料が安定しているから」や「パートやアルバイトよりも雇用や収入が安定し、経済的にも安定した生活を送れるから」というコメントからも、安定や収入は大きな理由になっているとわかる。
一方の「正社員になりたくない」理由を見てみると、主なワードは「自由」、「時間」、「縛られたくない」、「責任」だった。コメントとしては「きつい、めんどうくさいから」、「仕事や会社、時間に縛られて自由がなさそうだから」、「他に夢や自分のやりたいこと、趣味があるから」という声が集まり、正社員になることで制限が増えると感じている人が多いとわかる。
正社員になりたくない、という人の声の裏には、Z世代で顕著な、個人やプライベートを大切にする働き方の価値観に加えて、最低賃金の上昇も要因の1つになっているのではないかと予測される。
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